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「死にたい」で一位を取っても誰も幸せにならないよという話

最近燃えてますね、welq。

モラル的にどうだの「運営が〜〜」とか「SE◯が〜〜」とかいう記事やらツイートやらが賑やかな季節です。

 

さてさて、今回の事についてはいろんな意見がありますし、あって至極当然と思っていますが、僕もいろいろと思うところがあったのでここに書き留めておきます。

モラルのないメディアとどう付き合うか

welqだけではありません、運営元をよく見ると医者や医療の知識を持った人間以外の人が書いているブログなり記事を見ることが増えました。

ネット時代だから仕方ないというようにも思えますがこれは無視することのできない問題です。

個人が誰でも簡単に情報を発信できるようになった今、そういうクソメディアも溢れかえってるわけで、僕たちはその情報を自分で見極めて判断していかなくてはいけません。

厳密にいうと素人が書いてる記事だからクソというわけではなくて、「素人が適当に書いている記事だからクソ」ということです。

自分に専門知識がなくてもしっかり勉強したり取材したりして詳細に書かれている記事もあります。

 

しかし当然事実無根の情報を掲載しているサイトも多々あるわけで。

ネットの世界と現実世界が切っても切り離せないところまで来てる以上、嫌でも目にすることが増えました。

 

Googleはもちろん、TwitterFacebookなどのSNSでも自分の欲しい情報が簡単に入手できますが、それは裏を返せば自分から大量の情報の中に飛び込んで行くということです。 

そんな時代だからこそ、ネットの「情報」とどう付き合うかを考えなければいけません。

世の中の全ては自己責任だ

こういう風に書くと「血も涙も無いやつめ!人の心がないのか!」とか言われそうですが、それが現実です。

仮に体調が悪い時、ググって出てきた記事に書かれてある薬を飲んだらもっと体調悪くなりました、となってもそれすら自分の責任です。

よく「法律は守ってくれない」と言いますが、それはほぼ真理で、法律は誰かが傷付かないと動きません。

動いた時には既に遅いです、その時は誰かがもう傷付いています。

「お前がこんな無責任な記事さえ書かなきゃ!!」とか言っても事態が収まるわけではありません。

だから自己責任なんです。

 

一部では「ITリテラシーのない人間をカモにしたビジネス」とか言われてますね。

けれどもITリテラシー云々の前に、その人たちは本当に自分の頭で考えているのか疑問です。

「いやこれほんとか?」と疑ってかかることをしない。

まぁ何もかも疑ってかかる必要はないけれど、少なくとも「本当にこれがベストなのか?何でこの方法が効くんだろう?」ぐらいは考えないといけない。

自分の頭で考えることをしない人はすぐに他人に答えを求めます。

こういうメディアビジネスが横行している背景には、「思考停止の人間=すぐに答えを欲しがる、そしてその答えを他人に求める人間」が増えてきているというのも背景にあるように思えます。

そういう人間がGoogleで検索してこういうサイトにたどり着くわけです。

じゃないとwelqのあの化け物じみたアクセスとかないでしょ、1日にどれだけwelqがヒットするキーワードでググってる人間が多いことか。

 

泣き言言っても確かに被害者ではあるけれど、その被った損失は決して戻りません。

お金であれ、健康であれ、時間であれ。

だからこそ自分の頭で考えて判断を下すという意識が大切です。

じゃあwelqに責任はないのか

いやあるわ、元凶だろお前。

僕がwelqの問題点として考えるのはユーザーに対する責任感がない、これにつきます。

文字通り事実と違うことを書いているからです。

何のサイトでだったか忘れましたけどお医者さんが「welqに書かれてあることちょっと違うよね」とか言ってた記事がありました。

要は自分のサイトに来たユーザーに嘘の情報を提供していると言うことです。

たまたま記入ミスとか表記ミスがあるのなら分かりますが(医療情報だからほんとは絶対ダメだけど)、それでも本来であれば「すみません、間違えました」とかそう言う謝罪があるべきです。

それすらないし、事実と違う情報を垂れ流している、これはモラル的にアウトでしょう。

「死にたい」で検索一位を取って問題になったこともありましたね。

これはひどい

「死にたい」って検索する人はどう考えたってキャリア診断したくないだろ。

個人的な感想ですがね、作り手の思い入れのないこういう無機質なサービスは嫌いです。

ユーザーにペコペコしてろと言ってるわけじゃないけどね、寄り添えよって感じだ。 

横行する無責任メディアを駆逐するために

welqが燃えて喜んでいる皆さん、welqは死にませんよ。

同じようなメディア、サービスはこれからもどんどん出て来ます。

医療メディアに限った話ではありません、医療のジャンルじゃなくても、メディアじゃなくても、こういう無機質なものは決して消えることはない。

そのうち手を替え品を替え、第2第3のwelqが出てくると僕は思っています。

 

何回も言いますが、こういう無機質なサービスは嫌いですし、中には本当に許されないものも存在します。

じゃあそういうものを根絶するにはどうするか。

一人一人が責任を持って自分の頭で考える、これ以外にないと思います。

要するに搾取される側が変わる、搾取される人間を減らすわけです。

こういう人が増えて行くと何がいいかってwelqみたいなメディアやらサービスが使われなくなるんですよね、だって「いやこれおかしくない?」って考えて使わないし、そのうち声をあげて批判する人が今回の比じゃないぐらい出てくるから。

 

そういう意味ではこのwelqの問題点が世間に晒された今回の事件は良かったのではないかと思います、「こういうデタラメ並べてるサイトもあるぞ!みんなもっと危機感を持て!」ということが少しでも広まったのではないでしょうか。

ただこのようなサービスの根絶は本当に難しいです、良くも悪くも騙される、という言い方はアレですが情報を疑わない人はいるわけで、そういう人たちを0にするというのはまず不可能だからです。

 

それでも少しづつ「ITリテラシーの高い人たち」が増えていくしか、解決策はないと思います。

まとめ

「死にたい」で一位取っても誰も幸せにならないでしょ。

検索した時に黙って話を聞いてくれるサービスや、自分の人生の中で楽しかったことが思い起こされるサービスがヒットしてくれるといいなァと思います。

これはものすごく理想論ですが、そっちの方が絶対いいって。

 

自殺を考えてる人の心境とか、どういうケアが必要なのかとか、僕は専門家じゃないから難しいことは分かりません。

でもアフィリンクは貼るなよと強く思うとともに、 僕が検索する立場なら、検索するってことは本当に誰にも頼れなくて、頼る人がいない人間にとっての最後の頼みの綱なんだから、誰でもいいから話聞いて欲しいなァと思います。

 

確かにwelqはサービスとしてはすごいのかもしれません。

大量にアクセスを集め、DeNAの主力事業として機能していたのでしょう。

でもどんなにすごくても正しくないと意味がないということを今日声を大にして何度でも言っておきたいです。

 

正しくないとな、誰も幸せにならないんだわ。