3年前から言おうと思ってたけどさ

こんにちは、今日も元気にあき竹城🏯!

かさのです!

完全にnoteに移行した今このブログどうしようかなと思ったんですが、ブログタイトルも気に入ってるし「彼女にいなかったことにされた話」はぼく以上にものすごく気に入ってる人がチラホラいるので、このまま残して日常のことを書く用にします。

always-murahachibu.hatenablog.com

不定期更新に変わりはないです、ブログなんて気分だろ。

それでは〜〜… イッてみよ♂

 

HIP HOPが好きだ 

軽快なリズムに詩をのせていく、僕はこの音楽が大好きです

急に話題が変わった?

そうだよ(便乗)。

何書こうかと思ったんですが好きなことについて書きたかったので。

興味ある人だけ読んでください。

*** 

そもそも僕が初めてHIP HOPを聞いたのは小5です、2005年。

友達がジブさんの曲聞いてたんですが、なんの曲だったかは覚えてないし当時のぼくは音楽自体興味がなかったので「ふーん」ぐらいに思ってました。

 

高校卒業してテラスハウスを見てる時(まだてっちゃんとか華ちゃんとかいた本当に最初の頃)、当時キックボクシング選手だった大樹くんの入場曲の「Showdown/The Black Eyed Peas」に出会ってHIP HOPをいろいろ聞くようになりました。

それから大学入って上京して、かっちゃんとかの勧めでMCバトルを知って見るようになった、って感じです。

クソチャラ着ぐるみペンギンとはたま〜〜にバトルをしていました。

 

話が逸れたんですが、ぼくはHIP HOPが好きです。

曲もライブもバトルも。

それで最近はバトルを見る機会が多くて(多分ダンジョンの影響、定期的にやってるのこれぐらいしかない)、MCバトルでいくつか思うことがあったり、ずっと考えていたことがあるのでそれを簡単にまとめておこうかなと思います。

 

バトルでの強さ

当たり前なんですがいろんなバトルスタイルのラッパーがいて、相手としっかり対話をするタイプのNAIKAさんや呂布さん、めちゃくちゃディスるDOTAMAさん、なんかとにかくクソかっけぇT-Pablowと多様です。

ぼくはバトルでも楽曲でも自分のカッコよさを持っててそれをちゃんと主張してる、ブレないラッパーが好きなのでそういう人を応援する傾向があります。

韻踏む踏まないとかそういうのよりも主張の一貫性、俺はこうだ、という人に惹かれますね。

ANARCHYとか、彼はバトルやらないけど。

ていうかfateめっちゃいい曲じゃないですか?ぼく前からすごい好きなんですけど。

でもぼくがカッコいいと思ってる人たちがいつもいつもバトルで勝つかと言ったらそうじゃなくて。

「こんなにカッコいいしスキルもすごいのに…」と最初は思ってたんですが、好きで多くのバトルを見るうちに「あ、こんな傾向があるのかァ」といくつか勝敗を決める要素に気付きました。

 

まずパンチラインの長さというものがありまして。

MCバトルの要素をある程度因数分解して、パンチラインの長さごとにカテゴライズすると、

・短いもの…小節末でのライミング、アンサー、ディス(8小節のうち2小節以内で終わるもの)

・中ぐらいのもの…小節全体に散りばめたライム、フロウ(「ライン」じゃないけど許してくれや)、アンサーからのカウンター(≒アンサー+ディスとも取れる)(8小節のうち2~4小節ぐらいで終わるもの)

・長いもの…カウンターからのトピックの転換、ワードセンスに富んだ言い回しを用いた表現、楽曲レベルのバース(4小節前後使うもの)

という風になると思ってます。

小節末でのライミングは何文字で踏んだか、というより小節末でのみ踏んだ、という事実の方が大事な気がしています。

攻撃の回数という意味では同じ1回なので、カルデラビスタとやった時の玉露みたいに5文字以上で"踏み続ける"とかしないと一撃で持ち上げるというのは難しいんじゃないかな、と思います。

逆に言うと筋を通せば2,3文字でも必ず刺さるわけですが。

 

そしてこの短いパンチラインと長いパンチラインをバランスよく織り交ぜてるいる典型的な例がR-指定です。

彼は基本的に分かりやすく小節末で踏んできます(短い攻撃)。

しかし相手の言葉に対して的確にアンサーし、さらにディスでカウンターを打ちこむこともします(長い攻撃)。

 

例えばダンジョンにDOTAMAがチャレンジャーで来たときの2ラウンド目。

ビートは蜂と蝶。

 DOTAMAの「人が待ってる間に『エイッ エイッ』って言うのうるせぇんだよ 耳障りだよ」、「ACEくんが言ってたネタだから」という彼らしいドぎついディスに対しRは、

ACEくんが言ったっていうけどお前のライムもだいたい俺が5年前に全部踏んでるようなライムばっかしやクソが 俺の足跡の後ろ歩くか 俺の前やったら風当たらんからいいな

ライミングこそしていませんがアンサー(相手の話を受けて)、カウンター(お前のも人のネタじゃねーか)、男前なセリフで一旦オチをつける、というお手本のようなバースを放ちます。

その後、

「エイッエイッ」よりもお前の「ワンツー ワンツー」っていう方が耳障りや パンツー 貫通させるイかれたラップ

と話を展開させ、ここでは小節末ではなく小節全体にライムを散りばめ、かつ「お前の口癖の方がうるさいぞ」というディスを入れて攻撃を仕掛けています。 

 

Rは長めのライムもガンガン踏むタイプで「今日はスキルも気圧も西高東低 また来年こいよ誰かのセコンドで」みたいにただの押韻ではなくディスも織り交ぜてかつウィットに富んだ表現をするのが特徴です。

これは本当に彼がHIP HOP好きでいろんな曲を聞いて練習した結果なんだろうな、と思います。

表現に幅があって瞬間で出てくる言葉が洒落ているという点で他のMCとはちょっと違うな、と。

歩道橋でバカみたいにラップをやり続けたが間違いじゃなかった。

 

気づいた人もいるかと思いますが、長いパンチラインの方が攻撃力高いんですよね。

当たり前ですけど、伝達手段として言葉を使うときは適度に修飾されていてかつ具体的な表現の方が分かりやすいです。

「すごい」と言うより「〇〇が××だから□□で優れている」って言った方が理解しやすいしそのトピック一つについてより落とし込んだ表現ができます。

それはバトルでも同じです。

でも長いとその分小節を使うので数が打てない、総合的に見ると手数で負ける、押されてしまう、そこで活躍するのが細かなライミングや相手へのアンサーのような短いパンチラインやそれらより少し長く小説を使うフロウになるわけです。

繋ぎ、というと少し違いますがバランスよく織り交ぜることで総合的な火力を高める、といったイメージです。

客をあげる熱量の総数が高いMCが勝つ(審査員がいても理屈は同じ)のがバトルなので、いかにパンチラインの質と量を上げるかが重要だと思います。

 

同じパンチライン長いラッパーに呂布さんがいると思っていて、彼はパンチラインで言うともうクリティカル量産ものなんですが、相手が的確なアンサーを返してきてかつライミングやフロウまでしてくると総合的に見て数で劣る、ということがたまにあります。

たぶんニガリ戦とかそれなんじゃないかな。

長野で一番?他に出てこねぇだけだろ 勘違いしてんじゃねぇよ クソガキ

とか一発で仕留められるレベルだと思ったんですが。

でも最近の呂布さんは(というかだいぶ前からだけど)細かなライミングが入ってて聞いてると耳に心地のいいバースになってると思います。

強い。

 

***

 

長めのパンチラインについてもうちょい話しておきたいんですが、「楽曲レベルのバース」の例で言うとダンジョンのじょう対呂布さんの2ラウンド目とかになります。

ビートはWHO ARE U?

先攻の呂布さんが「お笑いやりてぇのかHIP HOPなのか分かんねぇ」とまずじょうをディスります。

それに対してじょうが「Do you know? Mother f〇〇ker」「お前の地元の先輩だろ」と同じ名古屋出身のTOKONA-Xの曲なのにサンプリングしなかった呂布さんをディスった上でがっつりサンプリングしてきます。

それに対して呂布さんは2本目で

ええなぁ 大阪の先輩優しいから 俺名古屋の怖い先輩名前なんか出せない

からの

WHO ARE U? お前俺とは分が悪すぎる

と畳み掛けます。

名古屋の先輩は怖いからサンプリングで名前なんか出せない、だから曲名をライミングの中に紛れ込ませる、というめちゃくちゃ高度なテクニックです。

呂布さんとじょうの戦績を全部は知らないんですが、多分呂布さんが勝ち越してるんですよね。

それも相まって「分が悪すぎる」というのもただライミングがかかっているだけではなく、それ自体が非常に的を射た攻撃になっています。

KENさんも言ってたんですが、相手のことについてはネタが仕込めるけどビートに関しては完全に即興なのでネタ仕込めないじゃないですか。

それであのサンプリングをやってのける呂布さんがすごすぎだな、と思いました。

 

あとパンチラインじゃないんですが言葉以外の強さの要素としてプロップス、キャラ、フィジカルのラップの強さがあると思っています。

プロップスとキャラはいいとして、フィジカルのラップの強さというのは

・声の張り

パンチライン部分での抑揚、分かりやすくパンチラインを言う(パブロとか想像してくれるといいかも)

・ビートにきちんと乗る(オフではめてる場合は別)

・滑舌の良さ、早口で噛まない

などが挙げられます。

攻撃する姿勢、と言ってもいいでしょう。

これらは自分のラップを強く聞こえさせるという意味で大きな効力を発揮します。

 

このフィジカルのラップの強さをしっかり出していたのが今週のダンジョンの漢さんです。

もちろん彼は相手としっかり対話して言いたいことを言う、がっつりライミングする、予測できない頭韻による圧倒的な手数、といった元々のスキルの高さがあります。

しかしその上で喧嘩ネタや薬ネタなどの他の人には(いろんな意味で)真似できないトピックを中心に「羽交い締め」、「ゴロツキ」のような漢さんらしさ溢れるワードチョイスで常に攻撃する姿勢を崩しません。

輪入道も「陳腐なライム インスタライブ」と7文字踏みの高度なライミングをしていましたが、全体で見ると漢さんの方が攻勢だったように見えます。

スキルでも姿勢でも常に攻撃し続けているので最初から最後まで考慮すると押しているように見える、というのがあの漢さんだったのかなと思いました。

 

あとフィジカル面で言うと漢さんはACE戦で「クリティカル」というワードを噛んだんですが、その後「噛んでても勝てることを証明する」としっかりカバーしていたのも即興性高くていいな、と思いました。

この声の上げ方で言うと、ACEは常に声量が大きいので直接聞くと抑揚がなくて聞き取りづらいのかな、だから客が上がりにくいのかなと思いました。

生で彼の声を聞いたことがないので誰か分かる方いたら教えてください。

字幕で見るとバチバチに踏んでるんですけどね。

相手が踏んでるライムで踏み返してたりして即興性、スキル共に高くてすげぇなって思います。

あとKOKの予選みたいな小さな箱だと声が届くからなのか、お客さんめちゃくちゃ沸いてます、スキルは申し分ないんや… 強いんや…

FORKさんの場合は抑揚こそないですが普通に話してるのとイントネーションが変わらないので聞き取れるのかな。

ぼくはACEの手数多いライミングとフロウ好きです。

 

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久しぶりの村八分ということで、なんかアレな感じになってしまったんですがいつもこんなんだったわ。 

 

好きなことをただ漠然と好きでいたいんだけど、自分がいいと思うものは広まって欲しいという気持ちもあるので塩梅が難しい。